量子コンピュータ産業実装の最前線──日本を代表する3社に聞くNow & Beyond

グローバル・ブレインの年間最大のカンファレンス「GBAF」にて実施されたセッション「量子コンピュータの産業実装を拓く:最前線をリードする3社に聞くNow & Beyond」の様子を動画で公開しました。

【量子コンピュータ産業実装の最前線】日本を代表する量子スタートアップ3社:QunaSys・Jij・OptQC/光量子・誤り訂正・数理最適化の未来/国家予算1000億円超を投入【GBAF2025】

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国内最大級の独立系VCであるグローバル・ブレイン(GB)では、スタートアップと大企業との協業を促進するために年次カンファレンス「Global Brain Alliance Forum(GBAF)を開催しています。

本動画は、2025年12月に行われた「GBAF2025」でのセッション「量子コンピュータの産業実装を拓く:最前線をリードする3社に聞く Now & Beyondの様子です。

GBで量子コンピュータ領域の投資を担当する新津がモデレーターを務め、弊社投資先企業である量子スタートアップ3社(株式会社QunaSys、株式会社Jij [1]、OptQC株式会社)のCEOにご登壇いただきました。活況を呈する市場の現状から、産業実装の最前線まで、最新の動向を詳しく解説しています。

活況を呈する量子コンピューティング市場

まず前半は新津から量子コンピュータの概況を解説。量子コンピュータのハードウェアを開発する海外スタートアップがすでにIPOを果たし、通常では考えられないほど高いPSR(株価売上高倍率)と時価総額をつけている現状を紹介しました。

一時的な低迷期にあった量子コンピュータ領域ですが、2024年末頃からGoogleをはじめとするグローバルIT大手による「誤り訂正」の成果発表などが相次いだことで、研究開発と市場の潮目が大きく変わってきた状況を概観します。

日本政府も1,000億円以上の予算で投資

次に、世界各国の政府による量子技術への投資状況を比較し、米国や日本が近年巨額の予算を追加している状況を解説。日本政府は補正予算などを合わせ、1,000億円規模の投資を複数回行うなど、国家レベルでの支援を強化していることが語られました。

さらに、プライベート市場でも10億ドルを超える超大型の資金調達が行われるなど、スタートアップへ急激な資金流入が行われている実態を紐解きます。

日本を代表する量子スタートアップ3社が最新事例を紹介

後半は量子コンピュータ領域にて、冒頭で紹介した3社も加わり、ハードウェア(OptQC)、ミドルウェア(QunaSys)、アプリケーション(Jijは数理最適化、QunaSysは量子化学・CAEなど)のそれぞれの最新技術とユースケースを語りました。

常温・常圧で動作し圧倒的なスケーラビリティを持つ光量子コンピュータの強みや、100万量子ビットに満たなくても実用化を目指せる日本発の「誤り訂正」の手法、そして製造業・通信インフラ・化学分野などにおける具体的な実装事例を紹介。量子技術の自社ビジネスへの活用に向けた、具体的なヒントが得られる内容となっています。

本編はGB公式YouTubeチャンネル内のこちらの動画からご覧ください。


  1. 2025年12月時点。2026年1月に株式会社JIJへ社名変更 ↩︎

コラボレーター

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新津 啓司

グローバル・ブレイン株式会社

Fellow

Deep Tech 投資担当として、Strategic Technology InvestmentとIoT インフラに注力。Strategic Technology Investmentでは、今後5-10年のスパンで市場立ち上りが期待できる先端技術領域(量子コンピューティング、量子センサ、シリコンフォトニクス等)への戦略投資に従事。IoT インフラでは、Edge Computing、Distributed Cloud、Beyond 5G 等の領域に投資。