アパレル工場の生産性を上げた、スタートアップの巧みな視点【GB Tech Trend #117】
Zyodが着目したのが、インドに点在する中小規模のアパレル製造工場の稼働率です。稼働率を効率的に上げるために同社がどのようなことを実施したのかご紹介します。

執筆: Universe編集部
今週の注目テックトレンド
GB Tech Trendでは世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。
ファッションブランドの製造過程には、いまだDXの余地が大きく残されています。今回紹介するインド拠点のスタートアップ「Zyod」
Zyodが着目したのが、インドに点在する中小規模のアパレル製造工場の稼働率です。この記事によると、その数値は33%以下で、つまり1/3ほどしか工場のリソースを使い切れていないとのことです。低稼働率の原因には、顧客数の不足はもちろん挙げられるでしょうが、非効率な生産体制も大きな課題となっています。
そこでZyodは、工場の稼働率を効率的に上げるためのDXを実施しました。独自の管理システムを開発し、「どのように作るか、いつ作るか、何を作るか」
Zyodの巧みな点は、DXを通じた3つの段階的な「バンドル化(取りまとめ)
まず、インド国内工場の生産体制を、独自のシステム開発により一気通貫型に取りまとめました。大きなイノベーションというよりは、地道なオペレーション改善が求められる現場に目を向けるところから始めた具合です。次に、同じオペレーションフォーマットを採用しながら工場数を拡大し、インド国中に生産網を張り巡らせ、工場ネットワークを取りまとめました。最後に、より多くの顧客企業からの注文を取りまとめ、大量生産にも対応するようになっています。
このように現場オペレーションやリソース管理から、工場ネットワークのバンドル化に至るまで手を伸ばし、稼働率を圧倒的に上げることで収益性も向上させているのがZyodです。
このモデルは他市場でも似たような事例があります。一例に挙げられるのが、世界中のフリーランスエンジニアをバンドル化して、大手企業のアプリ開発受託を効率化させる「Gigster」
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