ナイキ、シャネルも参加。米国で話題の「最新インフルエンサーマーケティング」【GB Tech Trend #111】
インフルエンサーマーケティング市場の新星サービス「ShopMy」。レッドオーシャンなこの市場をShopMyはいかに生き抜くのか。今後の戦略を独自に考察します。

執筆: Universe編集部
今週の注目テックトレンド
GB Tech Trendでは世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。
レッドオーシャンだと思われていたインフルエンサーマーケティング市場で注目を集めているのが、米国のスタートアップ「ShopMy」
一方、ブランド側はShopMyに月額課金するとプラットフォーム上のインフルエンサーにアフィリエイトリンクや商品を送付でき、商品の紹介を促すことができます。さらに、TikTokやInstagram、YouTubeなど主要SNSで自社商品を取り上げているインフルエンサーの新着投稿を見つける機能「Social Mentions」
このたび同社は1,850万ドルの資金調達を発表しました。TechCrunchの記事にもある通り、ShopMyには「Nike」
しかし、この市場は類似サービスが多数存在する領域です。そこで、ShopMyの今後の2つの戦略シナリオを想像してみます。
1つ目は、インフルエンサー独自のブランド商品の開発・生産機能までサービスを拡大する戦略です。たとえば、かつての「Pietra」
現在のPietraはShopifyブランドの立ち上げプラットフォームですが、もともとはジュエリー製作に特化したインフルエンサーECで、宝石メーカーとインフルエンサーをつないで、最短期間で自身のジュエリーを製作・販売できるネットワークを運営していました。ただ、そこから事業をピボットしたことからもわかるように、重いオペレーションとなる生産機能の提供は得策ではない可能性があります。
そこでもう1つの戦略として考えられるのが、機械学習を用いて最適な商品をインフルエンサーに提案することです。似た戦略を取っているのがセレクトショップ向けサービス「Faire」
いずれの戦略も容易ではありませんが、ShopMyが新しい技術を上手く取り入れることで、ユニークな価値を生み出せる可能性はあります。ただし、同様のモデルが日本でも通用するかは、まだ検証が必要でしょう。
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