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VCと起業家の間の情報非対称性を解消するべく、GBは4つのことを徹底します

これらの取り組みを通じ、これまで以上に国内における新たな起業エコシステムの構築を加速させていきます。

執筆: 百合本 安彦

起業家にとってVCから行う最初の資金調達は、事業の成否を左右する大きな決断です。しかし、最近は十分な知識がないままスタートアップが資金調達を行っているケースも少なくありません。

起業を複数回経験する経営者は増えているものの、起業という「打席」は大半の人にとって生涯で1回です。一方でVCは資金供給のプロとして、多くの経験を積んでいます。この両者の「情報の非対称性」によって起業家が不利益を被ることもあり、グローバル・ブレイン(以下、GB)としても問題意識を持ってきました。

この問題を解消すべく、GBでは以下の4つを改めて徹底していきます。

1. タームシートを書面ベースで早期に提出

投資交渉のため、契約における主要な条件を簡易的に記載するタームシートですが、残余財産分配権や希薄化防止条項など、初めて見る起業家にとっては難解に映ると思います。

VCと起業家の間の情報非対称性の影響が最も現れるのがタームシートであり、起業家が冷静で正しい判断をするためにも、極力早い段階で提示されるべきです。

GBでは、DD(デューデリジェンス)プロセスが終了次第、速やかにタームシートを書面ベースで提出することを徹底します。

2. 投資検討プロセスのタイムラインを共有

どのように投資検討が進むのか、いま全体プロセスの中のどこなのかについての説明が不十分なまま話が進んでいくというケースも耳にします。初めて資金調達を行う起業家にとって、これほど不安なことはありません。

VCの意思決定プロセスを正しく理解していただくことは、信頼関係を築く上でも重要です。GBでは初期面談時から投資検討プロセスを開示し、その後においても進捗状況を共有することを徹底します。

3. 投資に加え、どのような支援を実施するか具体的に提案

私たちの仕事は投資したら終了ではありません。事業計画や採用の支援など、事業成長のため何が必要かを一緒になって考えるのも、VCとしての責任だと思っています。

もちろん事業内容やフェーズによって、必要な支援の形は様々ですし、曖昧なアドバイスは求められていません。GBは事業成功のために何が必要かを考え抜き、具体的で実効性ある支援策の提案を徹底します。

4. 投資検討プロセスの短縮化

近年、ビジネスの複雑さは増し、スピード感もますます上がっています。起業家にとって事業に集中するためにも、資金調達はなるべくスピーディに行いたいというのが本音だと思います。

GBでは投資検討のプロセスを短縮し、よりスピーディな投資判断ができるように務めることを徹底します。

これらの取り組みを通じ、これまで以上に国内における新たな起業エコシステムの構築を加速させていきます。