GB Tech Trend #104: クリエイター向けStripeを目指す「Mozaic」
クリエイター文脈で求められるペイメントのニーズは今後も変化し続けると考えられます。

執筆: Universe編集部
今週の注目テックトレンド
GB Tech Trendでは世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。
クリエイティブの業界で1つの作品制作に多くのクリエイターが携わった場合、賃金の個別払い(Split Payment)
Mozaicは、個別支払い向けのAPIおよびChrome拡張機能を提供するフィンテックスタートアップです。今回、シリーズAラウンドで2,000万ドルの資金調達を実施したと発表しました。元々同社は、音楽業界向けB2Bプロダクトを開発していましたが、各レーベルが手作業ベースで個別支払いの手続きや着金確認を行なっている課題に注目し、現在のペイメント領域にピボットしたそうです。
TechCrunchの記事によると、通常、楽曲制作には3-5名のクリエイターが参加し、まずはリードのクリエイターにすぐに支払いがなされ、その後に他のクリエイター(記事上ではコラボレーターと記載)
主に音楽業界のユースケースに特化していますが、今後MozaicはTikTokやYouTube、Twitchなどのオンライン映像配信プラットフォーム上でのコラボ配信でのユースケース拡大を狙っているらしく、そのために、Chrome拡張機能として同社サービスを提供予定という話でした。
Chromeのエクステンションと言えば、3年前にオンライン商品のクーポンや値下げ情報を提供する「Honey」
一方で個別支払いや、関連する分割支払いに関するスタートアップは、数多く登場してきました。Airbnbに買収されたソーシャルペイメント「Tilt」
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