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GB Tech Trend #008: Clubhouseが国内流行の兆し、Twitterも多様な配信プラットフォームへ

以前からお伝えしているTwitterの動向ですが。今回新たな動きがありました。

Revueの買収を発表したTwitter。Image credit: Joshua Hoehne。
Revueの買収を発表したTwitter。Image credit: Joshua Hoehne。

執筆: Universe編集部

グローバルテックニュースでは、毎週、世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。

今週の注目テックトレンド

以前からお伝えしているTwitterの動向ですが。今回新たな動きがありました。

Twitterは1月26日、パブリッシャー向けニュースレタープラットフォーム「Revue」を買収したと発表しています。Revueには無料版と有料版のニュースレターオプションがあり、無料版ではライターは最大50人にニュースレターを送ることができ、有料版では最大4万人にメールを送ることができます。有料のニュースレターの6%を手数料としてもらう収益モデルでしたが、Twitterにおいてはこの手数料が5%に下がるかもしれないそうです。

さて、最近ではTwitterはポッドキャスト配信サービス「Breaker」やビデオチャットサービス「Squad」を買収しています。機能面を振り返ればストーリーズに似た「Fleet」実装させ、現在は日本にも使われ始めた音声SNS「Clubhouse」に似た「Spaces」もテスト中です。

また、2016年にTwitterは文字数に写真やリンクを含めることをやめ、2017年には1ツイートあたりの文字数を140文字から最大280文字に拡大していますし、同年後半には、ユーザーが長いメッセージを伝えるために関連ツイートをひも付けられる機能「Thread」を実装しています。

こうした遍歴をみると、Twitterが140文字のツイートを始めた頃から私たちの情報消費のあり方は随分と変わりました。今の私たちにとって、情報は140文字で必ずしもある必要ではなく、メルマガやPodcast、15秒程度の動画といった形にコンテンツ消費の形が多様化しています。こうした媒体の多様化にビジネスモデルを最適化させようとしているのが現在のTwitterであると考えられるのではないでしょうか。

今週(1月24日〜1月31日)の主要ニュース

新たにユニコーン入りを果たしたClubhouse。Image Credit: Clubhouse。
新たにユニコーン入りを果たしたClubhouse。Image Credit: Clubhouse。

音声SNS「Clubhouse」10億ドル評価

音声SNS「Clubhouse」がAndreessen Horowitz率いる非公開のシリーズBを調達。同社は資金調達後の評価額10億ドルで調達したという。Clubhouseはサブスクリプション、チップ、その他のクリエイター向けの収益化機能、悪口や差別的発言を検知する機能を展開する計画があると述べている。Androidアプリの開発も急ぐ。現在は招待制。— 参考記事

購入前試着プラットフォーム「BlackCar」880万ドル調達

トロントを拠点とする、Eコマースショップと連携して商品を無料で自宅に配送、商品のキープを選択した場合にのみ支払いをすることができる「Try-on-Before」機能を提供するプラットフォーム「BlackCart」は、シリーズAの資金調達で880万ドルを調達した。Origin VenturesとHyde Park Ventures Partnersが共同でこのラウンドをリードし、Struck Capital、Citi Ventures、500 Startups、複数のエンジェル投資家が参加した。— 参考記事

スポーツカードトレードプラットフォーム「Loupe Tech」300万ドル調達

ロサンゼルスを拠点としたスポーツカードコレクターのためのストリーミングプラットフォーム「Loupe Tech」は300万ドルの調達を実施。投資家にはUpfront VenturesやNat Turner氏が含まれる。— 参考記事

スケジュールサービス「Calendly」3億5,000万ドル調達

会議スケジューリングサービス「Calendly」は、OpenView Venture PartnersとIconiqから3億5000万ドルを30億ドル以上の評価額で調達した。同社は企業向けのカレンダーサービスで、予めユーザー任意指定した空き時間をリンクと一緒に共有することで、何度もやりとりすることなくお互いがスケジュール予約ができるサービス。— 参考記事

トレンドファッションEC「FINESSE」450万ドル調達

ロサンゼルスを拠点とするファッショントレンドを軸にしたプラットフォーム「FINESSE」は、元Twieerのエンジニアリング責任者のAlex Roetter氏やCollective HealthのCEOであるAli Diab氏などの投資家から450万ドルを調達した。FINESSEが提案するトレンド商品の中から、実際に生産される洋服は顧客の投票によって決まる仕組み。より効率的・安価にお洒落なファッション品を届けるクラウド型のプラットフォーム。— 参考記事

農家向け支援サービス「Pula」600万ドル調達

気候リスクヘッジを行い、零細農家に農業保険やデジタル製品を販売するケニア拠点の「Pula」は、TLcom CapitalがリードするシリーズAの資金調達で600万ドルを調達した。— 参考記事

ワンクリックチェックアウト「Fast」1億200万ドル調達

インターネットショッピングユーザー向けにワンクリックでパスワードなしのチェックアウト・サービスを提供する「Fast」は、立ち上げからわずか数ヶ月で1億200万ドルのシリーズB資金を調達した。非上場の決済大手Stripeが、Lee FixelのAddionと共同でこのラウンドをリードし、Index Venturesやその他の初期投資家が参加した。— 参考記事

トレーディングプラットフォーム「dYdX」1,000万ドル調達

オープントレーディングプラットフォーム「dYdX」は、シリーズBの資金調達で1000万ドルを調達した。Three Arrows CapitalとDeFiance Capitalがこのラウンドをリードし、Wintermute、a16z、Polychain Capital、Kindred Ventures、投資家のElad Gil氏、Coinbaseの共同創設者Fred Ehrsam氏などが参加した。— 参考記事

ミール配達サービス「Club Feast」350万ドル調達

サンフランシスコを拠点に、1皿5.99ドル(プラス2ドルの配達料)のミールを販売・配達する「Club Feast」は、General Catalystが率いるシードファンディングで350万ドルの資金調達を行った。— 参考記事

デリバリーサービス立ち上げプラットフォーム「Mealco」700万ドル調達

ニューヨークを拠点とする、シェフがデリバリー向けレストランを立ち上げられる支援プラットフォーム「Mealco」がシードラウンドで700万ドルを調達。Rucker Park Capitalがこのラウンドをリードし、FJLabs、Reshape、2048.vc、Oceans Ventures、WLP、エンジェル投資家が参加した。シェフがレシピを渡すと、Mealcoが自社のキッチンで料理を調理し、市場で使われているデリバリーアプリを介して食品を配達する仕組みだ。— 参考記事

ソーシャル動画サービス「Preciate」460万ドル調達

ダラスに拠点を置く企業向けソーシャル動画サービス「Preciate」が、シードラウンドで460万ドルを調達した。Inspiration Venturesがラウンドをリードし、Founders Capital PartnersやSanta Barbara Angel Allianceなどの投資家が参加した。企業内のチームがネットワーキングをしたり、採用を考えて外部の人と繋がれるソーシャルサービス。— 参考記事