GB Tech Trend #005: 暗号資産市場が急加速、話題再燃へ
年末はビットコインとイーサリアムを中心に、仮想通貨の高騰が止まりませんでした。

グローバルテックニュースでは、毎週、世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。注目の話題としては年末年始にかけて高騰した暗号資産関連の話題がありました。
今週の注目テックトレンド
年末はビットコインとイーサリアムを中心に、仮想通貨の高騰が止まりませんでした。ビットコインは2万ドルから瞬く間に3万ドルを突破。ほとんど調整も入らずに未だに相場は伸び続けています。
2017年の仮想通貨バブルを彷彿とさせますが、テックトレンドとも連動しており、特に注目されるのが昨年から報じられているPaypalによるビットコイン決済の採用や、Squareのビットコイン事業などです。他方、年末にはRippleが大暴落、米SECによる訴訟報道により瞬く間に市場価値を落とす様も観察されました。
こうした仮想通貨サービスの台頭とリスクを経た先には、既存サービスも後続してくるはずです。Squareのデジタルウォレット「CashApp」
では、その他の注目トレンドニュースをお伝えします。
今週(12月25日〜1月7日)の主要ニュース
TwitterがPodcastスタートアップ「Breaker」を買収
Breakerはユーザー同士が好きなPodcastを見つけてコメントをしたり、いいね!を付け合ったりするソーシャルアプリの要素を含む。買収後、チームはTwitterが開発を急ぐ音声ソーシャルサービス「Twitter Spaces」
企業の支出管理に特化「Divvy」が1.65億ドル調達
Hanaco、Schonfeld、PayPal Ventures、Whale Rockらから、資金調達後の評価額16億ドルで1億6500万ドルの資金調達を行った。同社は支出管理のSaaSと従業員向けのカードを発行する。競合には3,000万ドルを調達した「Ramp」
GojekがTokopedia買収に向けて協議
配達から配車までの様々なサービスを展開するスーパーアプリ企業である「Gojek」
遠隔医療サービス「Hinge Health」が3億ドル調達
腰痛や関節痛などの慢性的な筋骨格系(MSK)
インドのSNS「ShareChat」にGoogleら関心
Twitterも出資するインドのSNS「ShareChat」
キッズ向け教育動画「Tappity」が130万ドル調達
4歳から10歳までの子供たちを対象とした、200以上の科学の授業内容を、数千本の短尺動画コンテンツとして提供する「Tappity」
代替エビメーカー「New Wave Foods」が資金調達
同社はシリーズAで1800万ドルの資金調達を行った。New Enterprise Associatesがラウンドをリードし、Evolution VC Partnersなどの投資家が参加した。— 参考記事
米国の暗号資産取引所「Coinbase」がRipple(XRP)の取引を停止
Ripple社に対するSECの訴訟を受け、同社が提供するのは暗号資産ではなく証券であると訴えられた形。Coinbaseは1月19日までXRPの受け取りと引き出しを許可しているが、その後同通貨をプラットフォームから完全に削除する。— 参考記事