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GB Tech Trend #005: 暗号資産市場が急加速、話題再燃へ

年末はビットコインとイーサリアムを中心に、仮想通貨の高騰が止まりませんでした。

年末に高騰したビットコインのイメージ通貨。Image Credit: André François McKenzie
年末に高騰したビットコインのイメージ通貨。Image Credit: André François McKenzie

グローバルテックニュースでは、毎週、世界で話題になったテック・スタートアップへの投資事例を紹介します。注目の話題としては年末年始にかけて高騰した暗号資産関連の話題がありました。

今週の注目テックトレンド

年末はビットコインとイーサリアムを中心に、仮想通貨の高騰が止まりませんでした。ビットコインは2万ドルから瞬く間に3万ドルを突破。ほとんど調整も入らずに未だに相場は伸び続けています。

2017年の仮想通貨バブルを彷彿とさせますが、テックトレンドとも連動しており、特に注目されるのが昨年から報じられているPaypalによるビットコイン決済の採用や、Squareのビットコイン事業などです。他方、年末にはRippleが大暴落、米SECによる訴訟報道により瞬く間に市場価値を落とす様も観察されました。

こうした仮想通貨サービスの台頭とリスクを経た先には、既存サービスも後続してくるはずです。Squareのデジタルウォレット「CashApp」では既にビットコインの取引ができるようになっていますし、PayPalのVenmoも同じく暗号資産の取扱の計画が報じられています。国内でも一時期、ビットコイン決済が話題になりましたが、今回の市場の活況で、暗号資産関連の決済利用事例・その他フィンテック関連の話題が復活するかもしれません。

では、その他の注目トレンドニュースをお伝えします。

今週(12月25日〜1月7日)の主要ニュース

Twitterに買収されたBreaker。Image Credit: Breaker
Twitterに買収されたBreaker。Image Credit: Breaker

TwitterがPodcastスタートアップ「Breaker」を買収

Breakerはユーザー同士が好きなPodcastを見つけてコメントをしたり、いいね!を付け合ったりするソーシャルアプリの要素を含む。買収後、チームはTwitterが開発を急ぐ音声ソーシャルサービス「Twitter Spaces」を支援するという。— 参考記事

企業の支出管理に特化「Divvy」が1.65億ドル調達

Hanaco、Schonfeld、PayPal Ventures、Whale Rockらから、資金調達後の評価額16億ドルで1億6500万ドルの資金調達を行った。同社は支出管理のSaaSと従業員向けのカードを発行する。競合には3,000万ドルを調達した「Ramp」や、「Teampay」「Airbase」が挙げられる。— 参考記事

GojekがTokopedia買収に向けて協議

配達から配車までの様々なサービスを展開するスーパーアプリ企業である「Gojek」は、同じインドネシア拠点企業である「Tokopedia」との合併に向けて協議中であるとBloombergが報じた。もし取引が進めば、合併後の会社の価値は~180億米ドル以上になる可能性があるという。同社は2018年以来、Gojekと今回のような合併話を検討し続けている。合併後には、おそらく米国とインドネシアでIPOすると見込まれている。— 参考記事

遠隔医療サービス「Hinge Health」が3億ドル調達

腰痛や関節痛などの慢性的な筋骨格系(MSK)疾患を治療するための遠隔医療サービスを提供する「Hinge Health」は、シリーズDの資金調達で3億ドルの資金調達を完了した。本ラウンドはCoatueとTiger Globalがリード。2020年に売上が300%増加したことを受けて、今回の調達に至った。慢性的な MSK障害を治療手法は多くあるが、鎮痛剤や手術のような高額なものが多用される。そこで低コスト、かつ長期的に患者をケアできるサーヒスを展開する。— 参考記事

インドのSNS「ShareChat」にGoogleら関心

Twitterも出資するインドのSNS「ShareChat」が、GoogleやSnapらから新規の出資を受けるかもしれないと報道。新しい資金調達ラウンドでは、Googleだけで1億ドル以上の資金を調達し、2億ドル以上の規模になる予定。ShareChatの企業価値は10億ドル以上になるとのこと。欧米の主要SNSはインド市場でのユーザー獲得に苦労している。この点を踏まえた出資になるという。— 参考記事

キッズ向け教育動画「Tappity」が130万ドル調達

4歳から10歳までの子供たちを対象とした、200以上の科学の授業内容を、数千本の短尺動画コンテンツとして提供する「Tappity」は130万ドルの調達を発表した。動画自体はあらかじめ録画されているが、子供たちには画面上のキャラクターと1対1で対話しているような感覚を与えることができる。同社は現在、Y Combinator、Mystery Science創業者のKeith Schacht、Toca Boca創業者のBjörn Jeffery、Brighter Capital(Yun-Fang Juan)、元Spotify CTOのAndreas Ehn、Fairchild Fund、18 Ventures、AltaIRらから出資を受けている。— 参考記事

代替エビメーカー「New Wave Foods」が資金調達

同社はシリーズAで1800万ドルの資金調達を行った。New Enterprise Associatesがラウンドをリードし、Evolution VC Partnersなどの投資家が参加した。— 参考記事

米国の暗号資産取引所「Coinbase」がRipple(XRP)の取引を停止

Ripple社に対するSECの訴訟を受け、同社が提供するのは暗号資産ではなく証券であると訴えられた形。Coinbaseは1月19日までXRPの受け取りと引き出しを許可しているが、その後同通貨をプラットフォームから完全に削除する。— 参考記事